第四章

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〈アメリside〉 「アメリっ」 「……ごめん、ティア……。私、一人で行ける…から」 「アメリ?」 「お願い……ちょっと一人にして…」 「……わかったわ。気をつけてね、アメリ…」 少し悲しそうな顔をしてから、にこっと笑って立ち去って行くティア。 ティアの姿が見えなくなってから、私はその場に蹲った。抑えていた震えがやってくる。 「ひっ……」 いや、いや、いや……… カタカタ震える両手を見つめながら、記憶の中の人物に意識をやる。 ニヤリ、と笑う影。 私と同じ姿をした……影。 あれは私? 違うっ……私は、わたしはっ… 「エクソシストが逃げたらしいぞっ」 その声で、私は我に返った。 震えも治まる。 「エクソシストが…どうかしたの?」 「こ、これはアメリ殿。実はですね、エクソシストが教会を裏切って逃げ出したらしいんです……」 「……そう」 わかった。 私が呼ばれたわけ… .
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