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「そりゃあ、喜ばしい限りだっしょ。……で、夜伴は」
「あの！ ワタシのことは君姫って呼んで頂けたら……嬉しい……です……」
話を遮られたかと思えば、名前で呼べとのご命令……
えーと……
……
初対面で名前を呼ぶのって妙に抵抗あるな。
茜でさえ、名字で呼んでいるのに。
ただ、期待に満ちた目を向けられているので、男として引き下がるわけにはいかない……
「わ、分かったっしょ……き、君姫」
「うああ！ ありがとうございます！！ ……エヘヘ」
嬉しそうに身をよじる夜伴だったが……
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