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「まぁ、ある程度の魔物なら魔法無しでも倒せるようにはなったが、ただそれだけだ……。」
カイは魔法が使えない事に変わりは無いと言わんばかりだった。
「俺は魔法で攻撃されたら防御のすべがほとんどないからな。」
カイは半ば自嘲気味に言う。
「とはいえ、カイはセンスが有りますよ、私が鍛えたんですから自信を持って下さい。」
またケイトは微笑んでいた。
カイ大丈夫だと。
「魔法無しだけどな……」
「まったく、カイのその自己評価の低さは相変わらずですね。」
ケイトはカップを置き椅子から立ち上がった。
「とにかく、明日からの学園生活を楽しんで下さい、そうそう入学式は9時からだそうなのでアイリにも伝えて置いて貰えますか?」
カイは立ち上がりながら
「分かった。」
と言って部屋を出て行った。
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