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カイとアイリが学園に入学して二日目……
つまり入学式の次の日、入学式の日は式に参列し校長が不在だったため、女性の副校長が入学の祝辞を行った。
その後例のランク付け審査後与えられた寮の部屋(カイとアイリは隣部屋)に帰宅した。
そのためクラスの顔合わせは二日目の今日が初めてだった。
二人はそこでちょっとした有名人になっていた。
クラスには昨日のランクの優劣を示した表が座席表と共にはってあった。
その表にはそのランク付けに致までの経緯が正確に記されていたため………
周りは二人を二つの眼差しで見た……
片や一年にしてランクDをと成った優等生
片や魔法の使えないランクGの落ちこぼれ
当然、大体一緒に行動している二人には尊敬の眼差し、また軽蔑の眼差し……
どちらがどちらに向いているかなど一目同然だった。
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