第一章 闇ニ映ル黒影

6/10
前へ
/12ページ
次へ
「あっ、はい…」 力強く相手の手を握ればあまりの美しさに見とれてしまったのか…ずっと私は見つめていた。 「…っ、あたしは急いでるから…」 私の視線に気づいたのかその彼女は急いで人込みへ消えてしまった。 「そ、総司さん!!さっきの女、遊郭で評判の『輪廻』って娘ですよ!!」 「輪廻……?遊郭…?」
/12ページ

最初のコメントを投稿しよう!

53人が本棚に入れています
本棚に追加