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「…お父様…お父様の無念さを…私の怨みを…すべて捧げてあげる…そのためには……神のお告げ…そうね…お告げよ」
五月は神社へゆっくりと歩き出した。
「お父様の怨み…私が晴らしてみせるから」
とある神社に訪れ、中で五月は祈った。
「お父様の仇…私に討たせて…なんだってする…私が私じゃなくてもいいから!だから!」
五月が叫ぶと、どこからか低い男のような声が響いた。
―……お前が仇を討つ者になると…今までのお前には戻れなくなるぞ…それでも良いのか…―
「もう…戻らない…私は前に進むわ!仇を討つのはこの姿でなくてもいいわ!だから…お願い!私に…私に力を下さい…」
―…本当に…良いのか…後悔はしないか…―
「大丈夫!だから!…お願い…私を…っ」
五月が言うと突然自分の真上に雷が落ちてきた感覚になる。
「いやぁぁ!」
それと同時炎が出てきて、に五月の体は炎に包まれた。
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