広島の過ぎたはずの夏

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8月6日。私は、出張のために、広島に来ていた。ただ、今日は仕事が無いので観光をしていた。広島平和記念資料館等を見たり、昼飯に、広島風お好み焼き(別名広島焼)を食べました。そして近くの旅館に泊まりました。広い和室でとても綺麗でした。温泉に浸かり、豪華な晩飯を食べ、そして床につきました。夜2時の事です.....。寝ている私の耳元に蝉の声が聞こえました。(ジワジワジワジワジワジワ.......。)な、なんだと思っていると、目の前が青白く光りました。その後に、足の方から呻き声が聞こえてきました。(うぅー、うぅー、み、水.....水...........。)私は跳ね起きて足元を見ました。なんとそこには、何人者被爆者の霊がいたのです。私は、咄嗟に念仏を唱えました。すると霊は苦しそうに悶えながら消えました。しかし、私は怖くなったので、部屋を出てロビーに向かいました。するとそこに人が沢山集まっていました。そして皆私を見るとこう言いました。(貴方の所にも出たのね....。)
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