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そんな紗理奈も美優が大好きで美優も紗理奈が大好きなのだ。
その日もいつものように屋上で紗理奈と授業をサボり、放課後になって一緒に学校を出た。
先生達はあたし達のことをもう見捨てている。
現にサボったって何も言わない。
干渉されないことがとても楽だった。
学校を出て、今日は紗理奈が寄りたいクレープ屋があるというので噴水のある大きい公園の前を通った。
そこであたしは目を奪われた。
そこにはギターを持って弾き語りをしている男の子が居た
その子の歌う歌がすごく心に染み渡って暖かい気持ちで満たされた
その男の子は
歌を歌い終わりあたし達の方に目を向けた。
少しお辞儀をし、ニッコリと微笑んだ。
まるで太陽のような笑顔だった。
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