銀髪の奴…

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「だから悪かったって だからこうして 奢ってやってんだろ?」 苦笑いしながら いちご牛乳を片手に銀髪は言った 不機嫌な顔で黒髪は 空になった缶珈琲を片手に 銀髪を鋭い目で睨み 「奢ってやってるって 何様だテメェ!つか、奢ってるっ つったって缶珈琲じゃねぇかぁあ!」 そう怒鳴りながら 空の缶珈琲を相手の顔に 投げれば「あでっ!」という 声と同時にクリーンヒットし 「なんだよオメェ! せっかく助けてやったのによ! 恩人に対して言う言葉が それかよ!あぁん?!」 不良のような首の曲げっぷりで 相手にメンチをきっていて 「はっ、何が恩人だ! 勝手な事しやがってよ! 誰も助けて欲しいだなんて 頼んでねぇんだよ!!」 鼻で笑えば相手に メンチをきり返して 「んだと! こンの瞳孔開き気味のチンピラが! リーマン気取りですかコノヤロー!」 「あんだと?! チンピラはテメェの方だろーが! そっちこそ冴えない顔と頭の チンピラのクセしてリーマンを 気取ってんじゃねーぞコラ!」 睨みながら相手の胸倉を掴んで 「んだと! 俺だってなぁ…いざとなったら 煌めくんだよ!! 天パだっていつかサラサラの ストレートヘアーになる予定なんだよ!」 こちらも負けず睨みながら 相手の胸倉を掴み返した 「嘘つくんじゃねぇ! こンのクソ天パ野郎が!! お前は一生天パと共に 過ごしてろ!くるくるパーが!」 相手の顔に顔を近づけて怒鳴り 「あぁん?テメェだってな~ 一生瞳孔開きっぱなして過ごして そこら辺の奴らに怯えられながら 孤独に生きてけ!瞳孔野郎が!!」 自分も負けじと相手の顔に 顔を近づけて怒鳴り返した キス3秒前と言っていいような 顔の近さで二人は睨み合った ギャーギャーと 小学生のような喧嘩を していくうちに 次の電車が来るが 再び二人を置いて行ってしまった 「「 あ 」」 二人が電車に気付いたのは 電車が発車した後だった… 両者 遅刻決定
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