第一章 地獄
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穴の縁に立ち、穴を背にしてしゃがむ。縁を手でつかむと、足を闇に突っ込んだ。ひんやりとした空気が、闇の中に潜んでいた。 そして両足を穴に全部入れ、更に下半身もすっぽりと入れる。ついには、手だけで体を支えた。体が全て岩の中に隠れた。最後は、手を離す。だが、どれほど高いか分からないため、なかなか手を離す勇気が出ない。 だんだん手も疲れてきた。そして、手を離した。
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