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｢えっ、それは…地図を声に出して読んじゃったもんで｣和真はうつむいた。こいつ、誰だ？
｢今、『こいつ誰』って思ったでしょ!?｣少年は和真の眉間を指差した。｢分かるんだよ、俺は｣
和真はつばをのんだ。こいつ、何者!?
赤髪の少年が、赤い瞳を丸くしてくいついた。｢俺が何者かって？知らないのか？俺を？それでも本当に地獄人か!?地獄人なら…｣少年は和真の体をくまなく見回した。｢おまえ確かに見ない顔だな……って、お前まさか!!天界人!?｣
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