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和真は言い返そうとして口を開きかけ、すぐに閉じた。
「驚いたな…まさか天界人が…」紅い目で顔を近づけ、問いかける。「なあ、天界でなんか悪い事したのか!?」目はキラキラしていた。
和真は手で少年の胸を押し、「そんな訳ないだろ?悪いことして地獄に堕ちるなんて、初めて知ったよ」と言った。
「へーえ、つまんないのぉ。」少し間を置いて、少年は満面の笑みを浮かべた。「俺、リクって言うんだ。よろしくな」少年は握手をした。「お前、なんて言うの?」
「僕は和真。破天 和真」
リクはその言葉を聞いて、紅い眼を丸くし、おまけに口まで大きく開いて言った。「まっ、まじ!?じゃあ、お前が…ハテン様の…末裔!?」
和真は眉をひそめてうつむいた。
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