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リクは和真の顔を覗き込む。「え?何で?嬉しくないのか?地獄中が大騒ぎだったぜ?お前がいれば、三つの国の争いにも、楽々勝てるんだろ!?ハテン様は言ってたぜ」
和真は耳を疑った。ハテンは僕を戦争の道具にしようとしていたのか。
「とにかく、凄えことなんだよ、俺たちにとって」リクはため息をひとつつくと、明るい声で言った。「よし!お前、まだ地獄のことよく分かんないだろ?俺にあえて良かったな!俺は地獄を知り尽くした男だぜ!?」
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