12人が本棚に入れています
本棚に追加
リクはマールの言葉を聞き終わるか聞き終わらないかのうちに、マールを押しのけ、塔に向かって歩き出していた。しかし、顔を上げると、目の前にマールの皮肉な顔が---
マールは和真の顔を見て、若干戸惑いながら言った。「ほほう、こいつが…なるほど、ハテンの継承者を使い、ハテンの座を乗っ取るとでも?」
「違う、こいつは友達だ。テレポートタワーで…」
「確かもうお前はテレポートタワーの案内を辞めたはずだが…」
和真は疑いの目でリクを見つめた。リクも僕を騙していたのか?
マールは続ける。「やはりな。継承者を陥れ、罠にはめようとしていたのか」
リクは無表情で、マールの顔の前に手をかざす。そして、凍り付きそうな声で一言言った。「殺すぞ」
最初のコメントを投稿しよう!