第二章 炎帝
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マールは畏れずに、その手を優しく払いのけた。「ふん、しかし勇敢だ。その才能、俺ならうまく生かせる。どうだ、俺と共に---」 気が付くとマールは、蒼い炎に包まれて、宙吊りになっていた。リクが真紅の目を煌々と燃やしていた。「しつこいぞ、なんなら貴様の身の上を皆に---」 マールは焦りを顔に出した。「ふん、身の上?何の事やら…」
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