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中から黒い燕尾服を着た男が現れ、こう言った。
「…どうぞ。」
男は冷笑を浮かべながら、血まみれの彼を招き入れた。
「そんな血まみれな格好でどうされたのですか?」
「あぁ、これか?これは正当防衛をしてきたんだよ。」
「正当防衛…ですか。では、あなたは罪の意識が無いのですね?」
「罪の意識?何もしてないのにか?」
「くくく。言っても無駄の様ですね。では、あなたには[先ず]痛みと言う物を覚える事から始めましょうか。」
そう言うと、彼はその場に倒れ込んだ。
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