1人目

9/10
前へ
/82ページ
次へ
中から黒い燕尾服を着た男が現れ、こう言った。 「…どうぞ。」 男は冷笑を浮かべながら、血まみれの彼を招き入れた。 「そんな血まみれな格好でどうされたのですか?」 「あぁ、これか?これは正当防衛をしてきたんだよ。」 「正当防衛…ですか。では、あなたは罪の意識が無いのですね?」 「罪の意識?何もしてないのにか?」 「くくく。言っても無駄の様ですね。では、あなたには[先ず]痛みと言う物を覚える事から始めましょうか。」 そう言うと、彼はその場に倒れ込んだ。
/82ページ

最初のコメントを投稿しよう!

6人が本棚に入れています
本棚に追加