プロローグ

2/4
6人が本棚に入れています
本棚に追加
/82ページ
ぎぃと、扉の開く音がし、そこには黒い燕尾服を着た男がいた。 「お待ちしておりました。どうぞこちらへ。」 と、男は右手を胸に当てたまま頭を下げ、左手を扉の奥に伸ばしそう言った。 こつこつこつ。前を歩く男の靴の音だけが辺りに響く。 そして男は部屋の前に止まり、扉を開け中へと誘った。
/82ページ

最初のコメントを投稿しよう!