プロローグ

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「くくく。心が読めるかどうかはともかく、主人が帰って来るまでに主人が治した患者達の記録でも見てみますか。」 と男は立ち上がり、おもむろに近くに合った本棚から一冊の分厚い本を取り出し、再び目の前に座りだした。 ぺらぺらとめくるのは良いが、この男今「心が読めるかどうかはともかく」と言ったな。つまり読めている。一体何者なんだ? 「くくく。ですからただの執事ですよ。さて、こちらの方の記録から見てみますか。」 そう言い本を広げたまま机の上に置くと、目の前にリアルな立体映像が映し出された。
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