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女性と男性は気持ち良いくらいキレイな微笑みを浮かべ深々と頭を下げてくれた。
「こちらこそよろしくお願い致します。メイドの矢野茜でございます。茜とお呼び下さいませ。」
茜と名乗った女性はとても可愛い顔をしている。
なのに色気があって、同性なのにドキドキしてしまった。
「庭師の川瀬拓海と言います。拓海とお呼び下さい。よろしくお願い致します。」
拓海と名乗った男性は、多分海斗と同じくらいおっきい。
庭師をしてるだけあって、細いのにムキムキだ。
爽やかなスポーツマンイケメン、第一印象はそんな感じだった。
「二人とも下の名前ど呼んで良いの?珍しいですね!」
メイドや庭師を下の名前で呼んだ事などない私は、目を丸くする。
「奥様、二人は海外から来ております。海外では珍しくない事ですよ。」
大平さんがすかさず教えてくれた。
うわ…そんな事も知らないなんて…私って恥ずかしい奴…?
少し赤面しつつ、再び二人を見る。
茜さんは丁寧な話し方で良い子そう。
拓海君も爽やかで仕事もできそうだし…。
これなら仲良くやっていけそうだ!!
そう考え、私は呑気に二人に笑顔を向けた。
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