誘惑

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「…何の真似だ。」 茜は嫌な笑みを浮かべたまま、俺の膝に片手をついた。 「…無理やり抱いてもらうわよ?大丈夫。私がちょっと誘惑すればあんたのココも…すぐに大きくなるわ。」 そう言って、もう片方の手で俺自身に触れる。 しかし。 ピクリとも動かない俺に、茜が怪訝そうな顔をした。 苛立ったように身をかがめ、俺の足の間に跪く。 ペロ…。 舌がいやらしく俺のソコを這い回る。 「…無駄だな。」 ため息混じりに呟いたが茜はあきらめずに続けた。 全く反応を示さない俺自身を丁寧に舐め回していく。 その姿に次第に苛立ちを覚えた。 「無駄だと言っている。…やめろ。」 「っ…どういう事よ!!何で…ここまでしてるのに!!」 顔を上げた茜の瞳が悔しそうに歪む。 「…確かにお前は上手だが…俺は絶対に勃たない。遊里以外に反応しない体なんだ。」 「そんなわけない!!男なんて…女なら誰でも抱けるはずよ!!ああ…そっか。SMが趣味とか?それとも玩具で…」 「茜。」 「ああ、実はEDとか…」 「茜!!!」 怒鳴った瞬間に、茜は歯を食いしばって呟いた。 「…良いわ。最後の手段よ。」
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