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私の手が辿り着いた先には、既に熱く大きくそそり立った海斗自身があった。
私にソレを握らせると海斗が微笑む。
「……一緒だろう?」
「海斗…」
海斗には私が足を開かない理由などお見通しだ。
その上で、「俺も同じだ」と、私に微笑みかけるのだ。
全てを包み込むような海斗の優しさに。
胸がキュンとなる音が聞こえた気がする。
「うん…一緒だね。」
二人で顔を見合わせて笑う。
そして、どちらともなく唇を合わせた。
いつの間にか力の抜けていた足は海斗に開かれ、指が濡れた突起をじれったくなぞる。
「んっ…ふぁっ…」
快感に声を上げながらも、私も握った海斗自身を優しくさすり始めた。
「く…」
苦しそうな海斗の顔を見つめ更に体が疼き出す。
先走りの蜜を指で絡め取りそれを塗りつけるようにしごき始めると、海斗が深く息を吐いた。
「…お返しだ遊里。」
低く意地悪な声にゾクゾクとする。
その途端。
長く巧みな指が私の蕾に押し入ってきた。
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