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茜の目は瞬きも忘れ俺達を凝視している。
拓海の下半身も、ズボン越しでも分かるくらいに立ち上がっていた。
休む事なくピストンを繰り返していると、遊里の中が段々と締め付けを強くする。
…そろそろイクな。
だが、俺も限界だった。
なんせ二週間分の欲望が溜まっているのだ。
その時、遊里の手が俺の頬を包む。
「遊里?」
「海斗っ…イク時は…海斗の顔が見たいっ」
熱く掠れた声で言われ俺自身が更に高ぶりを増した。
「遊里…」
名前を呼び、繋がったまま体を反転し遊里をベッドに沈める。
ギシ…。
揺れるベッドに体を預けた遊里は、潤んだ瞳で両手を伸ばしてきた。
それに応えるように体を覆いかぶせる。
首に回された腕が俺の髪を撫で、求めるように引き寄せてきた。
「ん…」
むしゃぶるように激しいキスをし、舌を絡め合ったまままたゆっくりと腰を揺らし始める。
「んっふぅっ…あ…」
喘ぎとともに離れた唇。
互いの顔を見つめ、囁くように名前を呼び合った。
「遊里…遊里っ…」
「海斗ぉ…あっ!…海斗っ…」
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