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「これ絶対姉ちゃんの方が少ないだろ」
「悟、次それ言ったら地獄を見せるわよ」
「すいません」
どうやらこの口喧嘩からして、琴音と悟のようだった。
「よぅ、琴音、悟」
俺はベッドから気軽に挨拶をすると、二人は足の動きを止め、呆然とこちらを見てきた。
「城にぃが生き返った!」
直後、二人は手に持っていた果物を取り落とした。
「ちょ、待て待て。俺ははなっから死んでないし、第一それ俺の見舞い・・・」
「悟!今すぐ遥香さんを連れて来て!」
「分かった!」
二人は俺の声など聞かず話を進め、悟は一目散に病室を出て行ってしまった。
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