時の結末

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一体ここで何が起こっているのだろうか? 俺は目を開こうとするが開かない。 すると、誰かが俺の方に歩み寄ってくる足音が聞こえた。 俺は見えない誰かを警戒し、余計に神経を研ぎ澄ませる。 すると、見えない誰かは俺に対して何もしようともせず、ただ声を掛けてきた。 「今は悔しいかもしれない。だけどな、今のお前はまだ弱い。だからもっと強くなれ。強くなったら、次はお前の番だ」 そう言って、見えない誰かが走り去っていく足音が聞こえた。 俺は見えない誰かを追い掛けようとしたが体が動かず、 そこで意識は途切れてしまった。
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