未完成の終決

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「その代わり、絶対守ってくださいよ。途中から帰ってからなんて言わせませんよ」 「言わない言わない」 「う~ん、イマイチ怪しいですね。もう一度指切りしましょう」 「またか!」 「嫌なんですか?じゃあこの話は無しという事に・・・」 「分かった!分かりましたからその冷えた目でこっちを見ないで!」 こうして俺と遥香は再び指切りをして約束を交わし、全てが終わったかの様に見えた。 しかし、終わってなどいない。 俺はもっと強くならなければならない。 あの時助けてくれた誰かが言った通りに。 そして、これからも守るべきものを守っていくために。
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