821人が本棚に入れています
本棚に追加
「その代わり、絶対守ってくださいよ。途中から帰ってからなんて言わせませんよ」
「言わない言わない」
「う~ん、イマイチ怪しいですね。もう一度指切りしましょう」
「またか!」
「嫌なんですか?じゃあこの話は無しという事に・・・」
「分かった!分かりましたからその冷えた目でこっちを見ないで!」
こうして俺と遥香は再び指切りをして約束を交わし、全てが終わったかの様に見えた。
しかし、終わってなどいない。
俺はもっと強くならなければならない。
あの時助けてくれた誰かが言った通りに。
そして、これからも守るべきものを守っていくために。
最初のコメントを投稿しよう!