秋・序章

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秋といえば、やはり大きな行事が控えており、その二大行事として体育祭や文化祭がある。 俺の様な普通の学生は、一つ一つの行事をこなしていき、終わる度に友人とその思い出を語り合うというのが主流だ。 だが、その中でも一段と動き回るのは学級委員長だ。 体育祭での役割を決めたり、文化祭では何がしたいのかなどの希望調査をとって回ったり、それを指揮したりしなくてはならない。 はっきり言って面倒。 俺には到底出来そうにない。 しかし、それらを難無くこなす学級委員長が俺のクラスにはいる。 そして、その学級委員長はゴーストバスターズという集まりのリーダーでもある。 彼女にはある野望があった。 俺達にもまだ言っていない小さい様で大きな野望が。 そして、その事があらわとなったのは九月の上旬のとある放課後の時であった。
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