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九月のとある日の放課後。
俺は帰る支度をして遥香と共に下校しようと思っている時だった。
「やぁやぁやぁ、お二人さん」
その陽気な声の正体は、言うまでもなく桐野だった。
「どうしたんだ桐野。お前が放課後に俺達に声を掛けるって事は、ゴーストバスターズ関連の事か?」
「何か私の登場がパターン化してる様な言い方ッスねそれ」
「じゃあ違うのか?」
「いや・・・・・・実はそうなんだけどさ」
だったら言い返すなよ、と俺は心中で突っ込みをする。
「それでだ、何の用事なんだ?」
「あっ、そうそう、実はめちゃめちゃ大切な話があるから二人共帰る準備が出来しだい私の机に集合ね」
それだけ言って桐野は早々と俺達の元から去っていく。
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