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そう思い寝室のドアを開けると、かな子さんがベッドの上に寝っ転がってピザポテトを食べていた。
「あ、椎名も食べる?」
我が物顔で人のベッドを占領しているかな子さんは、ぼくに気付くとほぼ空になった袋を差し出した。
ピザポテトはぼくのだし、ベッドもぼくのだし、スカート捲れて水玉のパンツが見えてますよ、とかいいたいことは沢山あった。
あったけれど、あり過ぎて何からいえばいいのか分からない。
がっくりと脱力して、ぼくは床に膝をついた。
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