恋の行方と僕

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溢れる街並 変わらない景色 平穏な日常 人と人との交錯 僕の日常は 学校へ行き 授業を受け 部活をして 帰宅する。 そんな毎日を 僕は憂鬱に感じ 時折寂しくなり 孤独を味わう。 一つのサイト 名も知らず 会話だけの世界。 何故かな 寂しさが 楽しさに 少しずつ 変わっていた。 何気ない会話 画面の中の他人 僕に話しかける たった一人の女性 「貴方は、恋をして居ますか?」 「恋はしていない」 恋をしても 僕の生活は変わらず 憂鬱な毎日に 寂しくて泣いてしまう。 「恋は貴方にとって何?」 「わからない。」 辛い… 彼女の問いに 僕は少し 切なく感じた。 「恋は距離じゃない。貴方の心そのもの。」 文章なのに 知らないのに 彼女の言葉が 心に響く。 そして… 彼女の言葉は 僕の胸の中に 強く刻まれた―。
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