第一話 よぉ!相棒!

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「命を半分!?でっか?」 と、一瞬自分が聞き間違えたかと思いもう一度確認するように聞き直した。 「はい、長年一緒に歩いてきた相棒を…いや、あっしが勝手に思い込んでいるだけかも知れやせんが…何処かで忘れて来ちゃったみたいなんでさ」 と、その時初めて顔を上げた男は頭をくしゃくしゃにしながら笑顔で話し始めた丁度その時、夜空に浮かぶ雲の切れ間からも初めて月がひょっこり顔を覗け、その光が差した時でもあった。
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