第1章 ‡忍び寄る恐怖‡

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ライトが背中に異変を感じて背中を触ったら折れたはずの骨があった。 秘薬とは飲めばどんな傷でも治ると言われる神秘の薬である。 ロイドはもしもの時にと持ってきていた。 「ありがとな。」 ライトはロイドに礼を言うと立ち上がってフルフルを見た。 「また豪華にやったな。」 ライトは真っ二つになったフルフルを見て驚いた。 「黒刀の切れ味がどんだけかが分かったろ♪」 「ああ。」 ロイドは黒刀を見ながら言った。 そして黒刀をちょっと力を入れて軽く振るとフルフルの血が白い地面に飛び散った。 「今日の手柄はロイドだな。」 「2人共頑張ったんだから俺達の手柄だぜ♪」 「だな!」 2人はハイタッチをして笑い合った。 ロイドの言うとおりだ。 これは2人で勝ち取った勝利である。 ライト達は街に帰る為にベースキャンプに向かった。
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