第1章 ‡忍び寄る恐怖‡

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洞窟内は凍てつく氷で覆われていてかなり寒い場所だった。 2人は寒さで震えながらホットドリンクを飲んだ。 「ふぅ~。何とか落ち着いたぜ。」 2人は何とか寒さ対策をして洞窟内を歩き回った。 「フルフル居ねぇなあ。」 「奴の巣に行ってみるか?何か洞窟内に巣らしきものがあったぜ。」 ロイドの提案に賛成して再び洞窟内へと入って行った。 少し歩くと動物の骨や肉片などが散らばっている空間に出た。 「…絶対ここだろ。」 分かったかのようにライトが呟いた。 ガザ‥ガザ 「!…ライト!」 「分かってる…!音がした…。」 微かに音がして2人は警戒しながら武器を構えた。 しかし姿は見当たらない。 「ち…どこに居るんだよ。」 地上には姿が見えない。しかし地中に潜ってる形跡もない。 するとロイドが気付いた。 「ライト!上だ!!」 「くそ…!危ねぇな!」 天井から飛竜が落ちてきた。
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