帰宅

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ケータイで話ながら 夜の道 帰路を歩く朱杜の姿 「うん、うん、わかった。明日ね♪……うん、……え?期待してるよぉ~、うん…じゃぁね♪プレゼント楽しみにしてるよ♪………私も…好きだよ♥」 ケータイを切る。 彼氏と話していたのだろう 閉じたあとも 幸せそうに 微笑んでいた。 今日は朱杜の 誕生日 おめでとう朱杜……… 俺もプレゼントを 玄関の前に 置いておいたよ 気に入ってくれるかな? 「ん?」 家の鍵を開けようとしたら つま先に 何かが当たるのを 感じた様子だ。 「なに?これは……」 可愛らしい袋 朱杜は 袋を開けた。 最初に出てきたのは 手紙……… 「『朱杜に似合うと思いながら選びました』??」 袋に手を入れ 中身を取り出した 「な………」 白い肌にはえる 赤色の上下セットの 下着……… 手紙の続きには こう書かれていた。 『ピンク色や白も似合うけど、朱杜は肌が白いんだから、赤も似合うよ………血の色のような………赤がね…………』 朱杜は 床に投げ捨てて 急いで部屋の中に 入っていった。 気に入らなかったのか? ワガママだなぁ 朱杜は………フフフ……
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