迷走
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予想通り6階に下がったが、 コバイチ達の姿は見当たらない。 「…………くさっ。」 Aは思わず言ってしまった。 そう、下からコバイチの凄まじい口臭が 漂ってきているのだ。 「まさか………もう下は………。」 Tは鼻を手で覆い、 最悪なケースを呟く。 「…………。」 誰もTの意見を否定しない。 5人は意識を失わないように気をつけながら 5階に向かう。
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