タイミングを逃してしまいました。すみません。

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何時間たったのだろう… メールが無い… ソファーに横になり… メールを待つ俺… メールの着音がなった… 「ごめんなさい…今日帰る…」 「顔を見ると辛くなる…離れられなくなる…ごめんなさい…」 さとみ… 何にも頭に浮かばない… 足が…車へと向かう… 何にも考えていないはず… なのに… 車に乗り込むと… さとみの手作りのプレゼントが目にとまり… 揺れる人形… 離したくねー!! 車を飛ばし さとみのホテルへ向かう さとみに電話!! 急がねーと… 伝えたい事がある! 未練など残したくねー!! 「今、ホテルの前にいる」 「え…?」 「出てこい」 「分かった…今行くね…」 出てきた さとみ… さとみを見るなり車から降り… 何も言わずに さとみを抱き締め… 「愛してる…」 さとみは… ジッとし… 耳をすます… 「今度、俺が逢いに行くときは」 「お前を迎えに行く日…」 「待って居てくれて!!」 さとみは… 黙って 頷いた… 俺の顔を見上げ… 片目から一粒の涙が落ちるさとみ… 「必ず!必ず!俺はお前を迎えに行く!」 プロポーズ… 初めてのプロポーズ 最初で最後のプロポーズ… 幸せにしたい! 俺がさとみを「幸せにする!」 「俺に着いてきてくれるか…」 黙って… 頷いた… さとみ… 「待っていてくれ…俺がお前だけを幸せにする」 「必ず!迎えに行く!」 黙って… さとみは、俺にしがみついて… 何度も何度も… 「頷く」 さとみ… 「さとみ…愛してる…」 「わ…た…し…も…同じ…」
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