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AM 11:05
――――『Peace Maker』
長髪のアイツは踊っていた‥‥
弾丸舞踏を‥‥‥
―――――――なんで?
一発目にででくるのはこの言葉だ。
アイツはまだ撃ち合ってる。
人間じゃない、普通人間は動く二つの物体に焦点を合わせられるハズがない。
そんなのカメレオンでない限り無理だ。
アイツはマーベルかなんかのヒーロー雑誌から飛び出してきた、カメレオン男だ。
じゃあ俺を救ってくれるスパイダーマンはどこだ?
もしかしてそこで死んでる奴か?
アイツは、入ってきた三人を隣りの部屋へ飛びながら頭、腹、足へと鉛の弾をぶち込んだ。
2つの銃口から生を得た鉛は無慈悲に命を奪う‥‥‥‥
俺は今、アイツから銃を渡され自分の身を守っている。
何故依頼者なのに自分の身を守ってるかって?
―――――「ヘイ!アメリカ人!
AKもあったけど、紳士の銃のほうが好みだろ?
これ使いな、あぁ?
守る?報酬がねぇのになんで守る必要があンだ?
手前のボディーは手前で何とかしなッ!」
―――――というわけです。
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