Lie #02

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AM 11:10 ――――『Peace Maker』 辺りに銃声が鳴り響く‥‥ 俺が引き金を引くたびに依頼者をさっそく殺しに来たヤツラは、俺の前に肉片をまき散らして倒れていった‥‥ チェス盤の模様をした床には血や、大量の薬莢と死体でアートになっている‥‥ ――――「クソッ!!キリがねぇ!!」 流石に多すぎだろ!? リロードのサインを仲間に送った奴めがけて走った。 周りの奴からリロードの時間を稼ぐために制圧射撃が俺に浴びせられる。 鉛の弾が頬をかすめた。 「チッ!!」 全速で走る。咄嗟に向てくるリロードした奴の銃口を自分の銃ではじきもう片方の銃を眉間に突き付け、引き金を引く。 頭の味噌をまき散らした‥‥ 銃口がこっちに向いた瞬間、死体を立たせ死体の後ろに回り込む。 敵の銃撃で死体の肉片が飛び散った‥‥ 「死体を盾になんかしたくねぇ、生臭い!」 敵が一瞬躊躇したところに、死体を蹴り飛ばし敵に向かって鉛をぶち込む‥‥ 鉛が相手の身体を貫通していく‥‥ 動く奴がいなくなるまで乱射した‥‥ 店の外と中は大量の薬莢と死体で埋まっている‥‥ 終わったか? 外にまだ生き残りいるかもな‥‥ トラックの上から手榴弾を構えて出てきた奴がいた。 はいはい。 ゆっくり銃を構え‥‥ 引き金を引く。 鉛の弾丸は手榴弾を投げようとしている奴の手にめがけてすっ飛んでいく‥‥ 奴は打たれた手を押さえ叫んだ‥‥ 手からこぼれ落ちた手榴弾がトラックの中に入っていく‥‥ 爆音とともにトラックは骨組みだけになった‥‥‥‥ トラックから出ている火に煙草を近付ける。 店の中に戻り、死体を見渡す。 か細い息遣いが聞こえてきた‥‥ 足で蹴り一体一体調べる‥‥ 「いた。」 胸を抑えている‥‥ 迷わずそれに引き金を引いた‥‥‥‥
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