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フォードは俺達をキャビンに呼び出し、いわゆる作戦会議をした。
今回 俺とこのメンバーを消したがっている奴らについてや、今後の行動について話し合われた。
ライは足をテーブルの上に置きながら、アリスは寝ながら話を聞いていた。
話し合いこそ本当のPeaceだと思う。
報酬は俺が今まで働いてきた金が貯めてあるスイスの口座まるまるフォードに譲ることになった。
泣きそう。
解散の指示の後、俺だけ残らされた。
何故?
フォードがタバコをくわえながら来た。
よくタバコを吸う人達だ。
俺もだけど。
『悪いな、実はお前のハッカーの腕を見込んで相談がある。
報酬付きだ』
報酬付き!?
『実は船のレーダーとかGPSとか機械に強い人間がいねぇんだよ。
まぁ長い間使ってなかったんで、そういうのがタイミングよく壊れてて、そいつを直さないと船が出せない。
まぁパソコンも機械には変わりないし、初対面だが頼めないか?
お互いピンチだろ?』
「俺を呼んだ理由はそれですか?」
『まぁな』
「ボス!!」
『ん?』
「やらせていただきます!!!!」
俺は深々と礼をした。
少しでも自由になるためだ。
礼は日本人の文化だと昔誰かから聞いた。
フォードはタバコに火を付ける。
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