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PM 17:30
『なかなかいいじゃねぇか!!すげぇ!』
完全に直った自分の船に俺は感動している。
『ほら、報酬の少ねぇかもしれねぇけど。
100ドル。
これが済んで、行くとこなかったら、面倒見てやってもいいぜ』
「ありがとうございます!!」
兄ちゃんは深々と礼をした。
船内に戻り『SAA』(シングルアクションアーミー)の手入れをしているとアリスが後ろから服を引っ張ってくる。
『なんだ?どうした?』
アリスは持っていたメモに「Come」と書いた。
ボスに来いって‥‥‥
仕方なくついていくと倉庫の二階の窓にアリス愛用の『バレットM82』がセットしてある。
この銃はイラク戦争で1.5km先の敵を真っ二つにしたとかしなかったとかいう銃だ。
スコープを覗けってことか?
―――――――!!
『M4カービン』と覆面にメット、防弾チョッキを装備した男達が近付いてきていた‥‥!!
互いにハンドサインを出し合っている‥‥
ひとつひとつ倉庫を調べているようだ‥‥
「アリスは、そこにいろ!」
アリスはうなずく。
俺は、出港の準備をしに走った。
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