Lie #03

3/7
前へ
/193ページ
次へ
『マーク!L.J!!制圧射撃!! 階段下まで後退しろ!!!』 こちら側に銃撃が集中する。 ドアがついに絶えきれず外れた。 飛び出して銃を階段下にむける。 視界が煙に覆われた。 「スモークグレネード!?」 下から銃撃が浴びせられ腹、太ももをかする‥‥!! 『バカ!!こっちだ!』 ボスが乱射している俺を部屋に引き戻した。 窓ガラスの破片が飛び散る‥‥ 『畜生(デム)ッ!』 煙の中に影が見えた瞬間ボスが弾が切れるまで引き金を引き、銃を投げ捨てる。 「おい!これじゃ、ぶち込めねぇぞ!」 『しゃらくせぇ!火傷じゃ済まねぇってことを奴等の尻(ケツ)に思い知らせてやる!!』 ボスは近くのロッカーから『M79グレネードランチャー』を取り出した。 頭上にスプレー缶のようなモノが部屋に投げ込まれ閃光を放ち、視覚と聴覚を奪う‥‥!! 『ライ!倉庫に走れッ!』 目は見えている。 でもボスの言ったことが分からないが、部屋をグレネードランチャーで吹っ飛ばそうとしているのは確かだ。 後ろから傭兵達が入ってくる‥‥!! 『3!2!1!翔べッ!』 引き金を引く‥‥! 俺とボスは二階から一階に後ろ向きに吹っ飛び、血と瓦礫が降り注ぐ‥‥!! 『アリス!エンジンをまわせッ!!』 船のエンジン音が聞こえてくる。 上の奴に乱射しながら、船へと走った。
/193ページ

最初のコメントを投稿しよう!

134人が本棚に入れています
本棚に追加