Lie #03

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――――公海上 「飛ばせ!飛ばせ!飛ばせ! 相手はAH-64(アパッチ攻撃ヘリコプター)だッ!! 少しでも距離を稼げ!」 エンジン音が大きくなる。 「ジル!残りを全部ぶち込んでやれッ!近付けるな!」 機銃砲が一定のリズムを刻み、弾丸を吐き出す‥‥!! ヘリに何発か当たり装甲を貫通した‥‥ キャビンに警報音が響く。 「ヘルファイア(ミサイル)ッ!!! フレアを打ち上げろッ!」 ヘリから勢いよく2発のミサイルが放たれる‥‥‥‥!! 船は大きく傾きながら曲がり船から空に花火のようなものが撃ち上がる。 ミサイルの目標は船からそれ、海中で爆発した‥‥ 「このままじゃなぶり殺しだぞ! RPG-7かなんかないのか!?」 「落ち着け!奴のミサイルは尽きた、後は機銃だけだ。 近付けさせなきゃいい。」 先に銛の付いたワイヤーを機銃にセットする。 「おい!どうするつもりだ!?」 「いいから、奴を左側に追い込め!」 ヘリが機銃掃射をしながら頭上を飛んでいく‥‥‥‥ 「ボス聞こえるか?弾が尽きそうだ。 俺が合図したら全速力で鉄橋へ向え!」 『勝算はあるのか?』 「俺の腕次第だ!行くぞッ!!」
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