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手すりを飛び越え、哨戒艇のデッキに着地する。
顔の前に銃をクロスしたまま動かない‥‥‥‥
海兵が銃をむけた瞬間うつむいたまま頭を打ち抜く‥‥!
一瞬空気が凍った‥‥
勢い良く顔を上げ、愛銃二丁を前に構え乱射しながら走る。
僅か、三メートルの間で撃ち合いが始まり銃撃でデッキの木がえぐれる。
正確に海兵の一人の足を打ち抜き、顔に銃を突き付け盾にしながら他の海兵を散せていく‥‥‥‥
《誰か奴をやれッ!!近付けるなッ!!》
他の哨戒艇から鉛の弾丸達が飛んでくる。
「チッ!!」
マガジンを捨て、代わりのマガジンを入れスライドをめいいっぱい引いた。
弾が装填される。
走り出し、もう一隻に飛び乗り両手を広げ、左右に乱射する。
次々と死体が踊るように倒れた‥‥
デッキの木が朱に染まる‥‥‥‥‥
《被害が大きい後退しろッ!!》
別の哨戒艇が方向転換する。
「ヤバいッ!逃げる気か!」
『ライ!』
船の上から『RPG-7』が投げられる。
「サンキュー!ボス!!」
弾頭にペンで『Peace Maker』と書かれている弾頭のピンを抜き、構える‥‥
「はい、はっしゃ~」
ポンッ!!
哨戒艇が宙を舞い、大きな水しぶきがあがる‥‥‥‥
ライは笑っていた。
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