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リビングに行くとアーサーがいた。丁度、朝食を作り終えたところらしい。
「おはよう、アーサー」
「おはよう、アル。ほら朝食できたぞ。」
俺が机に座ると、アーサーは俺の前に焦げた食パンと焦げたスクランブルエッグが乗っているお皿を置いてくれた。
「いただきまーす」
スクランブルエッグを口に入れる。美味しいとは言いにくい味だけど俺は美味しいと精一杯の笑顔でアーサーに言う。アーサーもそうか、と笑い返してくれた。せっかくアーサーが作ってくれた料理なんだ。不味い、なんて言えない。
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