白衣の魔術師

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「すみません。仕留めそびれました。…はい。分かっています。少々時間がかかるかと思いますが、必ずボスのもとへと連れていきますので。本当にすみません。では、失礼します。」 石田は携帯を閉じると、井上が食べかけていた弁当を踏みつけた。 「待っておけ。今にお前がそいつをかばったことを後悔させてやる。」 大通りは人が絶えなかったが、とこか静かな風が通りすぎていった。
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