20人が本棚に入れています
本棚に追加
「今日帰りに女性の所に寄らないか。」
仕事中にこっそりと話しかけた。
「なんでだよ。不気味だから嫌だし、俺、遅れた分の仕事があるから。」
「…手伝うよ。」
珍しい。石田が自分の分以外で仕事をするなんて。よっぽどその女性の事が気になるんだろうな。
「お、おう。ありがとう。いいのか、ほんまに。」
「あぁ。その代わり、ちゃんとそこまで連れていけよ。」
井上はなんだか妙な気持ちになった。でもありがたく手伝ってもらうことにした。
最初のコメントを投稿しよう!