第3章 いざ学園生活へ

9/27
20736人が本棚に入れています
本棚に追加
/800ページ
ちなみに、全ての帝には必ず異名がある。 火の炎帝は『灼熱の鳳凰       <シャクネツ ノ ホウオウ>』 水の水帝は『清き狩人       <キヨキ カリュウド>』 風の風帝は『空駆ける狼       <ソラカケル オオカミ>』 雷の雷帝は『金色の猫       <コンジキ ノ ネコ>』 光の光帝は『幻想の星屑       <ゲンソウ ノ ホシクズ>』 闇の闇帝は『漆黒の睡蓮       <シッコク ノ スイレン>』 そして無の滅帝『銀灰の悪魔        <ギンカイ ノ アクマ>』 実は滅帝を終焉の紡績者グレイドが兼任していたりする。 この事実は本人であるグレイドと闇帝であるライズを除いて知られていない。 グレイドが滅帝としての仕事が出来ない時はルシファーにやらせているという。 「ほお、わしの異名も知っておったか。お主らは、教えてくれぬのか?」 特に正体がばれたからといって、学園長は慌てない。 手入れされたあごひげを撫でながらニコニコと二人を見た。 一方二人も何を考えたのか、堂々と自己紹介を始めた。 「俺は闇を極めし闇帝、異名は漆黒の睡蓮!まぁ、水属性もほぼ極めてるけど」 「やはり、兄弟揃って帝か。お前さんの姉は水帝じゃったかね。してグレイド、お主は?」
/800ページ

最初のコメントを投稿しよう!