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それを赤坂は仕方がなさそうに受け入れる。
私が今までいた場所を、赤坂の側を…なんの苦労もしらない子が居座っている。
「あうあう…梨花…。その…。」
「…うるさいわね。」
羽入が心配そうにコチラをみる。数年前…私に向けられていた笑顔は今は気付けば違う方を向いていた。
…たったそれだけのはなし。でも私は彼の一番可愛がる女の子ではなくなってしまった。
「いいわ…私にとって最高の綿流しなんて雛見沢には似合わないのよ…幸せの妥協はもうなれたことだし、ね。」
「梨花ちゃん?なにか言ったかい?」
「みー?知んないのですよ。赤坂その歳でボケてしまったのですか?かわいそかわいそなのですー。」
…ひぐらしの泣き声が今日も響き渡る…
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