42人が本棚に入れています
本棚に追加
みんなとも別れ、さつきと敬一郎とハジメが一緒に帰ってる途中
敬一郎「お姉ちゃん。さっきの話に出てた人のことわからないの?」
さつき「それがさっぱりなんだよね。」
ハジメ「同じ小学校だったんだろ?」
さつき「そう言われても話じゃ名前もどんな子かもわかってないんだから…」
ハジメ「あ…そりゃそうか…」
敬一郎「うーん…ん?ねぇ、あの人…」
かなり遠くだが、人がいる。そしてこっちをジッと見つめている
ハジメ「見ない顔だな…」
男の子「さつき…ちゃん?」
さつき「え?」
男の子「さつきちゃんだよね?」
と、言いながらゆっくりと近づいてくる
さつき「そ、そうだけど…悪いんだけど、あたし顔あんま覚えてなくて…」
男の子「そうだよね…だって…君が…」
さつき達の視界からゆっくりと男の子が消えていく
敬一郎「あっ!!」
ドサッ!!
男の子は倒れてしまった
さつき「え!?ちょっと、ねぇ大丈夫!?ねぇ!!」
どんなに叫んでも返事がない
さつき「ハジメ!!この子運ぶから手伝って!!」
はじめ「お…おぉ」
敬一郎「え?運ぶってどこへ?」
さつき「ウチに決まってるでしょ!!」
男の子を慌てながらも家までおぶっていった
最初のコメントを投稿しよう!