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父と一緒に敬一郎が降りてきた
まだ寝ぼけ眼で寝癖まで立っている
敬一郎「パパ…本当に昨日のお兄ちゃん来るの?」
父「そうだよ。もうすぐだと思うけど…」
父はそう言いながら時計をみる
まだ6時をちょっとすぎた頃
いつもより1時間近く早い
さつき「敬一郎!顔洗ってきなさい!!そしたらご飯にするから。」
敬一郎「まだ眠いよ…それにいつもより早いし…」
敬一郎はブツクサ言う
父「仕方ないさ。もうすぐお客さんが来るんだから」
父は敬一郎の頭を優しく撫でる
敬一郎は生返事をしながらも洗面所へと向かう
さつき「じゃ、ご飯にするね」
にこやかに父に話した途端さつきは顔を曇らせた
さつき「あれ?天の…じゃなくてカーヤはどこだろ?」
父「まだ寝てるんじゃないのか?」
新聞を読みながら父が答える
さつき「でも魚焼いてるときにはいつもいるのに…」
さつきがキョロキョロしてると視界に敬一郎が入ってきた
もう目はバッチリ覚めているようだ
走りながら席に着く
一同「いただきま~す!!」
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