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耳に残る機内放送によって僕は目を覚ます。
「当機のご利用誠にありがとうございます。当機は間もなく目的地へと到着致します。シートベルトを閉め、乗務員の指示に従ってください。」
機内放送からしばらくして機体が揺れ、着陸して止まる。機内にいる他の乗客と同じように降り、荷物を受け取り空港のロビーへと向かう。ロビーに行くと身長180cmはゆうに超える男が僕に気が付き手を降りながら近寄ってくる。
?「お~い、薫こっちだ。」
僕もそれに応えて手を降って男の方へ歩き出す。
カオル「父さんが時間通りに来るなんて明日雪でも降るんじぁないの?」
目の前の長身の男は僕の父さんだ。父さんは時間にルーズで、もう一つ男の人として最悪な特技を持っている。
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